と、思わず尋ねたくなるような「お仕事取材」が時々ある。「お忙しいところすみません」などと言いつつも「忙しいところ取材に来てやってんだ ありがたく思え」的な空気を全身から発散させ、さっそくですがの前置きとともに「なんの詩を読むか」「曲のタイトルは」「お二人で活動されたきっかけは」「当地の印象は」眼光鋭くメモをとりながら立ったまま矢継ぎ早の質問。我々(俊+賢)のステージはアドリブで進行しているので、当日の詩や曲はなかなか「確定」で言いにくいのに、、、とにかく固有名詞が大事主義。あと年齢と続柄も「おいくつですか?」「ご長男さんですか?」もうなんどきかれたことだろう、、、あと「思い」と「メッセージ」 ちょっと乱暴な言い方ですが、お客様には勝手にかんちがいしてほしいし、発信したものは予想もつかない受信をしてほしいのです。楽しいではないですか、そういうの。なのに自分が「楽に」書きたいもんだから「わかりやすい決めの一言」がほしいのである(ため息) もちろんこの方々、ステージは冒頭ちょっとしか見ない「申し訳ありませんが、途中で失礼させていただきます」が決まり文句。あっ調律師さんも仕事が終わるとさっさと帰る人ばかり。「立ち会いはお金かかりますよ」って立ち会いじゃなくて、演奏聴いていけばいいのに、と思うのだけど。どうせあっしの演奏なんか価値ねえはな、と、ついいじけたくなる。盟友の名調律師M君は必ずステージ聴いてく、おまけに必ず飲んでく。えらいぞ! ♪リハしてライブしてもりあがってうちあがって酔いつぶれて寝るだけ〜 で、でました〜〜!!!脱線しましたが、元に戻ると、挙げ句の果てに、朗読のいいところでおかまいなしにフラッシュばちゃばちゃたく。いいアングルでいい写真(ご当人がそう思ってらっしゃる)を紙面に掲載することが、同じ時間と空間を共有する方々より大切なのである。ようするに聴衆より読者のほうがえらいというわけだな。ははっわかりやすい記者魂。まあほんとのところは朗読とピアノの取材なんつうものは、世間を騒がす事件にくらべればどうでもいいことなんだろうけど、谷川俊太郎という「アイコン」には「よくは知らないが有名なので」一度会っておきたい、見ておきたいのだろうな。賢はどうでもいいけど(ってまたいじけてるし)とは言いつつも仲よくなる記者さんも少しずついます。金沢のTさん、また一緒に飲みましょう
2011年11月
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